スタンダードオシレーターの製作

ウォーー! どんどんDIY! 毎日DIY! てな感じでハイテンションでこまごまといろいろ作っております。年末だというのに仕事が入らなくて暇なのです。
さて、今回はあると便利な440Hzのスタンダードオシレータ、チューニング用の基準音を製作してみました。回路は山下さんシンセの記事に載っていたSTD OSCをベースにしています。山下さんの記事では880Hzを発振させ、それをフリップフロップで分周させて440Hzと220Hzを取り出していますが、今回例によって手持ちのパーツだけでなんとか作り上げたので(生活が夜型になってしまってアキバに行けない)、一発で440Hzを発振させています。
http://www.chienowa.org/ca3080/std_osc.gif
さて、色々言い訳というか。チューニング用の基準音という用途からしてもここはきちんと定数を計算して、抵抗も金属皮膜を使って、完璧に安定したものを作るべきなのですが、なにせ勢いで作り始めたので「コンデンサの量を倍にすりゃ半分の周波数になるだろ」というアバウトなノリで、しかも記事の指定ではc1は2200pだったのを、4700pを使うという、倍になってないじゃんか的な突っ込み覚悟の製作です。一応スチコンを使ってはおります。抵抗も手持ちに指定の容量がなかったので、何本か組み合わせたりしてなんとなく近似値を作り出しております。しかも1円抵抗で。なんとか半固定抵抗の範囲内に収まれ! と神に祈りながらの製作でした。計算しろよ自分。
結果、なんとか440Hzの発振を得ることができ、指などで暖めた程度ではピッチが狂わないくらいの安定性は保てたようですが、ちゃんと計算してパーツも揃えて、きちんとしたものを作ることをオススメしますです。
このままですと15Vp-p出ていますので少々音量がデカいのでアッテネートしてやります。アッテネートの比率が合ってねぇとチューニングしづらいです。0Vから上に振れてますのでコンデンサかましてあげないと。