リングモジュレータの製作

なんだろうこの勢いは。昨日S&Hを作ったノリで今日はリングモジュレータを組み上げてしまった。
回路はRJBさんのサイト(http://homepage2.nifty.com/rjb/)にあります汎用乗算加算部回路(http://homepage2.nifty.com/rjb/pdf/rjb_diy_synthe_901a_ringmod_schem_revA.pdf)を参考にさせていただきました。RJBさん有難う御座います。ちょうど2チャンネルのミキサーを作ってあったので、そこに組み込む形での製作となりました。基本的にRJBさんの回路図そのままですが、いくつか違う点があります。
・組み上げてみたら加算音に比べて乗算音が小さかったので(どっか間違えてるのか?!)、回路図に書いてある計算式を眺め、RC4200に行く+15Vの直下に150Kの抵抗を挟みました。これでなんとなく音量が合ったようです。RJBさんのバージョンでは最後にVRで全体の音量を調整するようになっているので、そこで音量差に対応しているのでしょうか。
・僕のバージョンでは2つの入力部分それぞれにVRがついていて、それぞれの音量を調整できるようになっています。これは最初に作ってあった2チャンネルのミキサーがそういう仕様だったため、それをそのまま生かした結果です。
・あと、何故かシングルオペアンプのピン配列で作り始めてしまったため、反転しっぱなしという仕様になっています(汗)。
なんだかけっこう違うな。回路図書けばよかったかな・・・。

実はリングモジュレーターってあまり使ったことなくて(そんな大それたものが搭載されている高級なシンセをいじる機会なんてあまりなかった)、あまりノウハウが無いのですが、一応サンプルサウンドを。いやぁ、面白いですね、リングモジュレータ

http://www.chienowa.org/ca3080/20051215a.mp3
お約束の鐘の音。ちょっと低音なさすぎた。

http://www.chienowa.org/ca3080/20051215b.mp3
S&Hで色んな倍音を出してみたヨ!

http://www.chienowa.org/ca3080/20051215c.mp3
EGVCOをスイープさせたパーカッションサウンド

http://www.chienowa.org/ca3080/20051215d.mp3
もうどうにでもなれ的なSFノイズ!


当初の予定では、とりあえずリングモジュレータは作らなくてもいいかな〜などと思っていたのです。が、意外にパーツ数が少なかったのと、基板に余裕があったこと、予定していたVCOのシンクが基板とパネルの都合上実現できなかったためなにか別の変調機が欲しくなったことなど様々な理由によりイキオイで製作してしまいました。あとはちゃんとしたVCFが出来れば(汗)いよいよモジュール1号機の完成です。
そうそう、VCFですが、なんかとてもいいチップが手に入っちゃったのでアレをつくろうかと思ってます。