LFOの製作

ca30802005-07-21

VCOの調節をするにあたって、SH-101からの出力とは別にもうひとつCV入力がないと複数CV入力時のバランスなどが取りにくいなぁと思い、LFOを製作することにした。
LFOとはLow Frequency oscillatorの略で、「低い周波数の発振器」である。VCOの機能限定版と考えても良いだろう。ものすごく低い周波数だと、その周期が聴覚上認識できるようになる。それでVCOを揺らしてあげればビブラート効果になるし、VCFをコントロールすればオートワウのような効果が得られるわけだ。また、矩形波の出力を利用してクロックとして使ったりもする。外部CVで発振周波数をコントロールしたり色々な波形を出力したり、LFOには様々なバリエーションが考えられるのだけれど、今回は最も単純な、三角波矩形波のみを出力する回路を組み立ててみた。
回路はLITZHAUSEさんのところのLFO2(http://www008.upp.so-net.ne.jp/allsunday/old/lfo2/)。お世話になります。デュアルオペアンプ1つと抵抗3本、コンデンサ&可変抵抗ひとつの単純な回路なのでいきなり蛇の目基盤に組んでいったら驚く程コンパクトに組めた(写真参照)。コネクタ関係の配線が一番めんどうだった。このくらいコンパクトだと名詞サイズの基板に2LFO+ノイズジェネレータ+S&H回路が丸々組めそうだ。
動作原理についてはLITZHAUSEさんのページに詳しく載っている。なんとなくぼんやりと理解。
さてスイッチオン。問題無く動いた。VCOとLFOだけでだいぶシンセっぽくなるなぁ。ラムちゃんの飛行音とかこれだけで作れるし。LFOのスピードを最も遅くするとちょっと動作が不安定になるような気もする。が実用的な範囲内では問題にならなそう。
これでVCOのCV入力部分のバランス取りの作業をしつつ、トランジスタを漁りつつ、あ、温度補償抵抗まだ注文してないや。

MP3もアップします。サイン波及び矩形波でVCOにモジュレーションをかけてみました。
http://www.chienowa.org/ca3080/0721.mp3